【今週のちょっといい話】 第1575話−第1578話

      
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第1575話(読者)■速読の本を面白そう、と思い、買って帰った。活かせるといい
   「本がいままでの10倍速く読める方法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「本屋さんで、立ち読みをしていたら、この本が目につき少しパラパラ読んでいると、どんなに速く本が読めるんだろう?『面白そう』と思い、買って帰ろうと思った。
この本には何か縁もあるんだろうか、と思い、これからの読書に活かすことができたらいいナと思いました」。
    (HN。32歳。男性。三重県桑名市。041008受け取り)。


第1576話(栗田)■アゲハの蛹が研究所に来た
「ここ数日、アゲハの撮影がしたいと思っていた(用いる予定があるので)。
 そのためには、『(東京の町中で探しても、出会う確率が低いし、出会っても撮影条件が満たされないことが多いので)幼虫から飼育した方がよいかな』とも思っていた。
 すると、6月11日のSRSのインストラクター会議で、高○君が、
 『自宅の庭の観音竹の葉にイモムシがいて、そこで蛹になったんですが、これは何でしょうか』と質問した。
 彼が携帯で写した写真を見せてもらうと、まさしくアゲハの蛹ではないか。
 アゲハの幼虫がなぜ観音竹の葉で蛹になったかは不明だが、これは奇遇と言える。
 そこで、観音竹の葉にアゲハの蛹がついたままの状態で研究所に持参してもらった。
 ・・・という訳で、本日の夕方、アゲハの蛹を撮影することができた。
 蝶の蛹は、寄生虫が潜んでいることも少なくないので、これがそのまま羽化につながってめでたしめでたし、となるとは限らない。アゲハ類の蛹から、寄生虫(寄生バエの仲間など)の幼虫が出て来て、蛹を作ることもあるからだ。
 よく見ると、アゲハとしての羽の模様が透けて見えているので、もし健康な状態であれば、羽化はかなり真近である可能性がある。経過を見たい」。
    (SRS提唱者。栗田昌裕。050614夜記)
 

第1577話 ■久しぶりの自然教育園
「久しぶりに国立博物館所属の自然教育園(東京都港区)に行った。
約2年ぶりで、入場料を支払うところが自販機形式になっていた。
展示ホールでは鳥の鳴き声を聞くことができることを
ちょっといい話に記された方がいたが、私も聴いてみた。
ウグイス以外はどの鳥の声も思っているのと微妙に違っていて
私のほうが正しいと思う。
『まれに見られる』蝶の標本の中にSRSでおなじみのアサギマダラがあった。
遊歩道に入ってすぐキアシドクガがたくさん舞っているところに出くわした。
奥にいけば行くほど数が増え、水鳥の池では無数と言っていいほど乱舞していた。
木々の緑の中をいくつもの白い羽がふわふわと舞っている様は幻想的だ。
帰り道、微かな羽音がしたのでその方向を見ると藪蚊が腕に止まろうとしていた。
そのまま止まらせてじっとしていたら15秒ほどで飛び立っていった。
腕に降りた時の触感はあったのに刺された感覚は分からない。
しかし数分後の痒みが“蚊に喰われた”ことを教えてくれた。
蚊はどうしてあの『ぶ〜ん』という羽音をさせるのだろうか。
自分の存在を知らしめることになって不利だと思うのだが・・。
また何故刺し終わってから痒みを引き起こさせるのか。
それなりの説明を読んだことはあるが納得しきれない。
何か蚊に邪まな意図を感じる。
蚊には刺されたがトカゲやカメにも出会え楽しかった。
仕事の待ち合わせ時間前の25〜30分だったが
ちょっといい時間だった。
(蚊に刺された痒みは3時間後には消えていた)」
      (高橋和夫。SRSインストラクター。050605記)


第1578話 ■3D活用法
「 ◆きっかけは、5月9日の肩の会『重力法』。
ここで人間の立位歩行システムの未熟さを知り、反射というものを改めて学びました。
  ◆そして、3D写真「植物編」62頁の内容。

 以上の二つを、同じ時期にインプットしたため、私のインスピレーションが少し働き、目を均等に使う事の影響は全身に及ぶのではないのかと思いつきました。
 思いつくというより、自然に始めたといったほうが良いからもしれません。
 私がやって見たことは、『3Dの本を持って立体視をしながら歩く』というものです。
 私は長年、歩きにくさに煩わされていたので、変化に気づけたと思います。
 結論を先に言えば、まっすぐに歩けるようになって来たということです。
 ここまで来るには、右足の内側に力が入らない、右のかかとの外側が地面についていない、左足の外側が弱くて倒れやすいなど、不具合に次々に気づき(普通に歩いていては気づけなかった)、それを改善しようと続けると、割合と早い時間で改善でき(やはり、両眼視は全体のバランスにも影響しているのだと思います)、改善できた時の新鮮な歩行感覚の感動をその都度味わい、また、そのためにおきるひずみによる膝などの痛みも経験し、更に続けることで、右腰が一番悪いのではないかと思えたり、お腹の奥に響く感じも得られたりしました。
 ただ公園をグルグルと回るウォーキングとは根本的に違っていると感じます。
 「反射」なのだと思います。

 私の家は狭いので、歩くといっても、せいぜい5〜6歩前進と後退を繰り返しているだけですが、写真が50種×2で、100回は往復しています。
 東急ハンズで買った、歩きを良くする凹凸のあるサンダルを履いてしています。
 写真がきれいなので、飽きるということもありません。
 始めてひと月なので、まだ腰が安定しませんが、途中経過の報告です。
 これがもし、私だけの体験でなく普遍性があるのならば、たくさんの人にこんな気分を味わって欲しいと思いお話しました。
 お話したいと思っていたら、先生にお会いしました(栗田注:路上で偶然に)。
 これも姫島の蝶々と同じく偶然のような必然なのでしょうか・・・。
 
 ともあれ、素晴らしい本を本当に有り難うございました」。
     (大○幸○。女性。SRS受講者。050614 ファックスにて受け取り)。

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