【今週のちょっといい話】 第1999話−第2002話

     
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第1999話 ■初級一泊講習466クラスが終了し、速読は14倍に
「2005年10月22日、23日に、東京のSRS研究所の教室において、SRS初級速読法の第466クラスが一泊研修の形式で行われました。
 全国から集まった方々が、熱心に講習を行った結果の速報を示します(クラスの平均値)。
 速読は、
 初速=900字/分でしたが、最終セッションでは11947字/分となりました。
 倍率は、14.3倍です。
 迷路は、
 初回=7.8点でしたが、最終セッションでは19.5点になりました。
 倍率は、2.67倍です。
 計算は、
 初回=67.2点でしたが、最終セッションでは93.1点になりました。
 倍率は、1.41倍です。
 講習で起きた変化の詳細なデータは、個々の参加者に送付されます。
 セッション毎の平均値のデータは、HPの別な欄をごらんください」。
  (SRS提唱者。栗田昌裕。)
 追記:次回の一泊研修は2006年の2月18・19日です。 


第2000話(栗田)■グランデコから沖縄県本部町へアサギマダラが1681km移動した(SRS9961、8/24、05年)
「05年8月24日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、沖縄県の今帰仁半島で再捕獲されました。
 これは『グランデコ→沖縄県』という移動の第1例目になります。
 05年の8月24日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、アサギマダラにSRS9961と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから61日後の10月22日に、沖縄本島の今帰仁半島がある沖縄県国頭村本部町の大嘉陽林道で、野林千枝さんが捕獲して再確認してくださいました。
 移動距離は約1681km。移動方向は南西です。
 この出来事は、2005年にグランデコスキー場を発ったアサギマダラのうち、沖縄本島まで飛んで再捕獲された第1例となりました。
 それだけではなく、この個体は、2005年に本州全体で標識された個体の中で、沖縄本島で再確認された第一例にもなりました。
 2005年10月19日には、同じグランデコスキー場で10月19日に標識された個体SRS9450が、鹿児島県の喜界島で今年の第一号の再捕獲例として確認されています。
 今年は、例年よりも、早めに南に渡り始めている可能性があります。
 他方で、10月中旬になっても、関東地方や中部地方でまだアサギマダラが観察されますので、早く渡る個体と、のんびりしている個体との差が大きい年であるのかもしれません」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051025記載)。


第2001話(栗田)■長野県大町市から鹿児島県阿久根市へアサギマダラが867km移動した(SRT636 9/15、05年)
「05年9月15日に、長野県大町市の中綱湖畔で私が標識をしたアサギマダラが、鹿児島県阿久根市の波留(はる)という土地まで飛んで再捕獲されました。
 これは『長野県大町市→鹿児島県』という移動の第1例目になります。
 05年の8月15日に、長野県大町市平の中津那湖畔にある『のっぺ山荘』で、アサギマダラにSRT636と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから38日後の10月24日に、鹿児島県阿久根市の波留(はる)で、尻無濱望さんが、再捕獲してくださいました。
 この方は、高校2年生の女性で、花に止まっていたアサギマダラを手でつかまえたところ、文字が書いてあったので、調べてもらって、アサギマダラの会を見出し、そこに連絡をしたとのことです。
 ポカリスエットを飲ませて、名前を追記して放蝶されたとのこと。
 長野県大町市の『のっぺ山荘』では1950頭のアサギマダラに標識をしました(05年9月)。しかし、その移動経路は、まだ十分よく分かっておらず、一例でもその行方が分かることは、渡りの解明に大きな光を与えてくれます。今回、偶然にも、SRT636をとらえてくださったので、大いに感謝することとなりました。
 その不思議な蝶は、不思議な出会いをする機会を与えてくれるものです」。
    (栗田昌裕。SRS提唱者。051025記載)。


第2002話(栗田)■愛知県三ヶ根山から三重県南伊勢町へアサギマダラが84km移動した(SRT3698 10/15、05年)
「05年10月15日、愛知県の三ヶ根山で私が標識をしたアサギマダラが、三重県南伊勢町で再捕獲されました。その事情は以下の通りです。
 05年10月15日に、愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山で、アザミで吸蜜していたアサギマダラにSRS3698と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、それから8日後の10月23日に、三重県南伊勢町神前浦の吉津灯台の峠道で、嶋田さつきさんが再捕獲してくださいました。嶋田さんは、センダングサ(アメリカセンダングサ)に訪れている蝶を再捕獲されたようです。この場所はアメリカセンダングサやツワブキが多く、いずれもアサギマダラの吸蜜の対象になります。
 移動距離は約84km。移動方向は南西です。
 南伊勢町は、三重県の南の海岸地帯にあります。
 三ヶ根山を出発したアサギマダラは、伊勢湾を渡って、三重県に移動します。
 海を渡るときの様子に関しては、分からないことばかりです。
 いつ渡るのか、どう渡るのか。
 アサギマダラは謎の多い不思議な蝶です。
 その不思議な蝶は、不思議な出会いの機会を与えてくれます」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。051025記載)。


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