【今週のちょっといい話】 第2043話−第2046話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「遠隔者のための記憶法、心象法の1日集中講習を11月26・27日開講
                                  (講師は栗田)」。

「次回の初級速読法の半月集中講習は12月3日が開始日です(講師は栗田)」。   
「第125回定例会は11/28(月)開催で『結念法(結念心玉操作法)』です」。


第2043話 ■本が速く読めるようになり、この本を読んでよかった
   「本がいままでの10倍速く読める法」
   (三笠書房刊、栗田昌裕著、02年3月初版)の感想文。
「私はこの本をよんで、本が速くよめるようになりました。
だから学校では、みんなに『本、よむの速いね〜』と言われ、この本をよんでよかった、と思いました。
ありがとうございました」。
   (HK。9歳。女性。福岡市。050114受け取り)。
【コメント:この読者は、9歳であることに注意しましょう】。


第2044話(栗田)■グランデコで放蝶されて160km飛んだアサギマダラを群馬県赤城自然園で再捕獲した(AP3299 05.9/28)
「05年8月19日に、福島県のグランデコスキー場で標識されたアサギマダラを、群馬県の赤城自然園で私が再捕獲しました。これは私がグランデコスキー場で標識をしていたときに、一緒に標識をされた御家族によって放蝶された個体です。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月19日に、福島県のグランデコスキー場で、幼稚園児の檜垣香帆さんが、アサギマダラに『DF カホ 190』と標識をして放蝶しました。
 その後、その蝶は、40日後の05年9月28日に、私が、群馬県赤城自然園でフジバカマに吸蜜に訪れたところで再捕獲しました。
 グランデコから赤城自然園までの移動距離は約160km。移動方向は南西です。
 この御家族は、今年初めて、マーキングをされました。
 私もその現場で、標識をしながら、お話をしました。
 そこで放蝶された個体を遠隔で私が再捕獲したのは、ちょっといい話になるでしょう。

 檜垣さん御一家は、グランデコから401頭を放蝶されましたが、そのうちから、本例を含めて6例が各地で再捕獲されました。次の第2046話にその詳細を示しましょう。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051118記載)。


第2045話(栗田)■グランデコで子供達が放蝶したアサギマダラは喜界島その他で6例が再捕獲された
「05年の8月18〜19日には、グランデコスキー場で、檜垣家のおこさん二人がマーキングされました。
 そこで出逢った御縁で、私がアサギマダラ関連のメーリングリストに報告をしました。

 以下、その概略を紹介します。
 私は8月に約1ヶ月、グランデコスキー場で標識をしましたが、それとほぼ同一エリアで、檜垣さんも標識をされました。
 その成果を整理をすると、以下のようになります。
 妹の香帆さん(幼稚園児)のマーク個体は200頭になりました。
 その中の、「DF カホ20」は群馬県の赤城自然園で9/25に再捕獲されました。
「DF カホ 190」は群馬県赤城自然園で9/28に再捕獲されました(これは私が再捕獲。第2044話の内容がこれです)。
「DF カホ 197」は愛知県の三ヶ根山で10/1に再捕獲されました。
「DF カホ 186」は愛知県の旧内海FPで10/13に再捕獲されました。
「DF カホ 137」は鹿児島県の喜界島で11/5に再捕獲されました。これは1410km移動したことになります。
 兄の和希さん(小学4年生)のマーク個体は201頭になりました。
その中から、「DF カズキ 126」が愛知県田原市で10/1に再捕獲されました。
 檜垣家全体では、401頭標識をして、6例再捕獲されましたので、再捕獲率はこれまでのところ約1.50%になります(参考。12000頭余を標識した私の場合は、166頭が再捕獲されていますから、再捕獲率はこれまでのところ、1.38%になっています)。
 檜垣さんのご家族は今年初めてマーキングをされましたが、今回、再捕獲があったことをよろこんでおられました。また、来年以降にお子さんたちの夢がつながるとよいと思います。
 参考までに、同じ頃(8/18、8/19)に私がグランデコで標識して、後に再捕獲された例をいくつか並べて比較すると、
 SRS6511 8/18→長野県諏訪市 9/29
 SRS7000 8/18→愛知県三ヶ根山 10/6
 SRS6820 8/19→群馬県赤城自然園9/29
 SRS6767 8/19→群馬県赤城自然園9/29
 SRS7469 8/19→愛知県美浜町 9/30
となります(他にも例はあります)。
 このような配置を通して、全体として何らかの移動の傾向を読み取ることができるとよいと思います。
 アサギマダラに接することは、子供さんたちにとって、自然の生き物の不思議な能力や、自然界の不思議な仕組みに目を開くよい機会になるのではないでしょうか」。
  (栗田昌裕。SRS提唱者。051118記載)。


第2046話(栗田)■グランデコから屋久島へアサギマダラが1209km移動した(SRS6587 05.8/18)
「05年8月18日に、グランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、鹿児島県の屋久島で再捕獲されたことが分かりました。
 これは『グランデコ→屋久島』という移動の第1例目になります。
 05年の8月18日に、福島県耶麻郡北塩原村のグランデコスキー場で、私はアサギマダラにSRS6587と標識をして放蝶しました。
 その蝶は、88日後の05年の11月14日に、鹿児島県の屋久島で、久保田義則さんによって再捕獲されました。
 移動距離は約1209km。移動方向は南西です。
 04年には、私が長野県の八千穂高原で放蝶したアサギマダラが、屋久島で再捕獲されました。また、私自身が、奄美大島で屋久島から移動した個体を3頭再捕獲しました。
 興味深いことは、屋久島での再捕獲はいつも、奄美大島や喜界島での多くの再捕獲が一段落してから報告されることです。
 屋久島の方が、鹿児島に近く、奄美大島や喜界島よりも北に位置しています。もし、アサギマダラが、屋久島を経由して、奄美諸島に来るものならば、このことは理解に苦しむ現象です。
 このようなことから、奄美大島や喜界島に移動する多くのアサギマダラは、屋久島を経由しないで渡っているのではないか、と推測しています。しかし、では具体的にどういう経路を辿っているか、については、全く不明というしかないのです。
 アサギマダラの移動には謎が多いのです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051119記載)。

 
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