【今週のちょっといい話】 第2107話−第2110話

 
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<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
「次回の中級速読法は1月14日から始まります(講師は栗田)。問合せはお早めに」。
「第127回定例会は1/19(木)開催で『安定法(運命・生活・精神安定化法)』です」。
「定例会No.29『知力法』No.30『反応法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。


第2107話(読者)■実用性があり、常にそばにおいて速読の勉強をしたい
   「栗田式 仕事力を10倍高める速読トレーニング」
(PHP研究所。栗田昌裕著。02年05月初版)の感想文。
「ハンディータイプで内容も実用性があり、つねにそばにおいて、速読の勉強をしたい気持ちになりました」。
   (YK。55歳。女性。千葉県市川市。051108受け取り)。


第2108話(栗田)■グランデコから愛知県名古屋市までアサギマダラが402km飛んだ(SRS6147 05.8/17)<愛知県26例目>
「2005年8月17日に、福島県のグランデコスキー場で標識をしたアサギマダラが、53日後に、名古屋市で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月17日に、福島県のグランデコスキー場で、私がアサギマダラに『SRS6147』と標識をして放蝶しました。
 その後、53日後の05年10月9日に、愛知県幡豆町の三ヶ根山で、その蝶を塚本義人さんが再捕獲されました。塚本さんは『ツ-1』と追記して放蝶されました。
 移動距離は約402km。移動方向は南西です。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第26番目の例となりました(1例目=知多半島の南知多町。2例目=渥美半島の田原町蔵王山。3例目=豊田市の炮烙山。4例目=三ヶ根山。5例目=名古屋市の大高緑地公園。6、7例目=美浜町の冨具神社。8例目=南知多町の旧・内海フォレストパーク。9例目=三ヶ根山。10例目=蔵王山。11、12例目=三ヶ根山。13例目=冨具神社。14、15、16、17、18例目=三ヶ根山。19例目=蔵王山。20例目=扇子山。21例目=衣笠山。22例目=旧・内海フォレストパーク。23、24、25例目=三ヶ根山。26例目=名古屋市)。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県にある時期まで滞在した後に、(8月下旬〜9月上旬に)何らかの契機を引き金として、一斉に『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めます。その後、約30日後には、愛知県にどっと出現します。本例は、8/7にグランデコで標識されましたが、おそらく、グランデコに滞在した後、秋口に南下を開始して、愛知県に移動したのでしょう。
 愛知県の主要経路は三ヶ根山を通過するコースですが、本例のように三ヶ根山からは北西にあたる名古屋市で見出される例もあり、ここに来る経路は通常と異なっている可能性が十分あり、今後、注目したい経路の一つになっています(通常より西寄り)。
 私はアサギマダラの移動に関して、『むらくもモデル』なる概念を持っており、かなりの範囲に群雲のように広がって愛知県に移動して来るのではないかと思っています。
 名古屋もその群雲の一つでカバーされる範囲なのでしょう。
『アサギマダラは移動集団の広がりをよく眺めて詳細に考察することで真相が見えてくる』」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051223記載)。


第2109話(栗田)■グランデコから愛知県南知多町までアサギマダラが441km飛んだ(SRS11344 05.9/1)<愛知県27例目>
「2005年9月1日に、福島県のグランデコスキー場で標識をしたアサギマダラが、38日後に、愛知県南知多町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月1日に、福島県のグランデコスキー場で、私がアサギマダラに『SRS11344』と標識をして放蝶しました。
 その後、38日後の05年10月9日に、愛知県南知多町の旧・内海フォレストパークで、その蝶を佐分隆文人さんが再捕獲されました。佐分さんは『UTS 10.9』と追記して放蝶されました。
 移動距離は約441km。移動方向は南西です。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第27番目の例となりました(1例目=知多半島の南知多町。2例目=渥美半島の田原町蔵王山。3例目=豊田市の炮烙山。4例目=三ヶ根山。5例目=名古屋市の大高緑地公園。6、7例目=美浜町の冨具神社。8例目=南知多町の旧・内海フォレストパーク。9例目=三ヶ根山。10例目=蔵王山。11、12例目=三ヶ根山。13例目=冨具神社。14、15、16、17、18例目=三ヶ根山。19例目=蔵王山。20例目=扇子山。21例目=衣笠山。22例目=旧・内海フォレストパーク。23、24、25例目=三ヶ根山。26例目=名古屋市。27例目=南知多町の旧・内海フォレストパーク)。グランデコから南知多町への移動個体としては、7例目です。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県にある時期まで滞在した後に、(8月下旬〜9月上旬に)何らかの契機を引き金として、一斉に「ほぼシンクロして」、南下の旅を始めるようです。
 その後、約30〜40日後には、愛知県にどっと出現します。
 本例は、9/1にグランデコで標識されましたが、おそらく、ほどなく南下を開始して、愛知県に移動したのでしょう。
 愛知県の主要経路は三ヶ根山を通過するコースですが、三ヶ根山の上から眺めると、渥美半島と知多半島は目と鼻の先です。したがって、三ヶ根山も渥美半島も知多半島も、結果としては、実際には移動のピークはさほど差がないことになるのではないかと思
います。 
 『アサギマダラは移動集団の広がりと個々の例を、ともによく眺めて詳細に考察することで真相が見えてくる』」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051224記載)。


第2110話(栗田)■長野県大町市から愛知県美浜町までアサギマダラが223kmを移動した(SRT5503 05.9/16)
「2005年9月16日に、長野県大町市で標識をしたアサギマダラが、27日後に、愛知県南知多町で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の9月16日に、長野県大町市の中綱湖畔にある『のっぺ山荘』で、私がアサギマダラに『SRT1083』と標識をして放蝶しました。
 その後、27日後の05年10月13日に、愛知県の知多半島の美浜町にある冨具神社で、その蝶を村井信彦さんが再捕獲されました。村井さんは『ちたのま ムライ』と追記して再度、放蝶されました。
 移動距離は約223km。移動方向は南西です。
 長野県の白馬山麓は、秋になるとたくさんのアサギマダラの通過経路になっているようです。『のっぺ山荘』もそのような経路上にあり、ここで栽培されている多くのフジバカマの花に、何千頭というアサギマダラが吸蜜に寄ります。
 本例もそのような個体の一つで、標識された後に、愛知県まで飛んで行ったものです。
 『のっぺ山荘』からの移動個体はさまざまな方向に向かうように思われ、まだその全貌は明らかになってはいません。
 本例のように、遠隔での再捕獲例が蓄積されることで、次第に解明されることが期待されます。
 アサギマダラの移動にはまだまだ謎が多いのです」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。051224記載)。


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