【今週のちょっといい話】 第2246話−第2250話

 
一つ前のいい話に
戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る


<お知らせ>
「次回の初級速読法の一泊研修は2月18日・19日です(講師は栗田)」。    
   ← ← <関東圏の人には2月25日開講の半月集中クラスがお薦め>
「次回の初級速読法集中講習は2月25日開始です(講師は栗田)」。    
「第128回定例会は2/23(木)開催で『選択法(人生最良選択決断法)』です」。
   ← ← C.選択力のレベルは、選択時のパワーステイトで決まる。060124
「定例会No.67『連想法』No.68『解決法』のDVD版が出来た。→詳細は問合わせを」。
「SRS記憶法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <26技術からなる独自のSRS記憶法Aの世界を講義し尽くす>
「SRS速読法のDVD版ができました。詳細はSRS研究所に問い合わせを」。
   ← ← <『テキスト単独』または『テキスト+DVD』のいずれも可>


第2246話(読者)■求めるものをついに見つけた。速読には全てが詰まっている。
   「脳をいままでの10倍よく働かせる法」
   (三笠書房刊。栗田昌裕著。04年2月初版)の感想文。
「ついに見つけたと思いました。
 速読法は、さらには自己開発に至るまで自分の求めるものが全て詰まっている感じがしました。
 もっとSRSについて知りたいと思っています」。
     (TY。18歳。男性。愛知県弥富町。051019受け取り)


第2247話(栗田)■グランデコから徳島県由岐町明神山までサギマダラが658km移動した(SRS10013 05.8/24) <徳島県2例目>
「2005年8月24日に、グランデコスキー場で私が標識したアサギマダラが46日後に、徳島県由岐町明神山で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月24日に、福島県のグランデコスキー場で、私はアサギマダラに、『SRS10013』と標識をして放蝶しました。
 それから46日後の05年10月9日に、徳島県海部郡由岐町明神山で大原賢二さんが、この個体を再捕獲されました。
 移動距離は約658km。移動方向は南西です。
 本例は、グランデコ発のSRSマークの個体の中で、徳島県で確認された4例中の第2例となりました。
 徳島県立博物館の大原さんは、この日、由岐町明神山でマーキング会を開催されました。
 15名ほどで、10時から14時半頃まで、コースを歩き、皆で126♂72♀にマークされたそうです。その中で再捕獲が1頭だけあり、それが本例でした。
 10月7日には鳴門市でSRS8017が徳島県での第一例として再捕獲されていましたが、10月9日までに、本例とその例以外には徳島県では他の例は見つかっていません。これは不思議なことと言えます。
 高知県で再捕獲された3例のグランデコ発個体と徳島県で再捕獲された個体とを並べて見ると、移動の時間経過に関する示唆が得られるかもしれません。
●徳島第1例♂8/20 SRS8017 →10/7 鳴門市撫養町  天野由美子
●徳島第2例♂8/24 SRS10013→10/9 由岐町明神山  大原賢二
●高知第1例♂9/1 SRS11363→10/13 物部村久保和久保 土居敬典
●高知第2例♀8/17 SRS6203 →10/30 土佐清水市足摺岬 藤井恒
●高知第3例♂9/3 SRS12800→11/3 大月町大堂海岸  金田忍
 また、本例と同じ8/24にグランデコで標識した個体の運命は下記の通りです:
●8/24 SRS 9959 →10/3 愛知県三ヶ根山 榊原君江
●8/24&9/1SRS 10131 →10/9 群馬県赤城自然園 内田・大川
●8/24 SRS 9961 →10/24 沖縄県名護市 野林千枝
●8/24 SRS 10013  →10/24 由岐町明神山 大原賢二 ←本例
 赤城自然園に10月になってもまだいたことは(例年では見られない)興味深い点です。
 1個体が明神山で再捕獲された日に、他の個体はまだ明神山にいたことも興味深い点です。これは沖縄に意外に早期に飛んでいったことを示しています。この2例は、移動の期間の幅がどれくらいあるものかを示唆しています。
 『サギマダラはすごい&おもしろい!!アサギマダラには謎がある』」。
   (栗田昌裕。SRS提唱者。060124記載)。


第2248話(栗田)■グランデコからアサギマダラが愛知県名古屋市天白町まで401km移動した(SRS11457 05.9/1) <愛知県56例目>
「2005年9月1日に、福島県のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、44日かかって、愛知県名古屋市天白町まで移動して再捕獲されました。
 以下、その詳細を記載します。
 05年の9月1日に、福島県北塩原村のグランデコ・リゾートのスキー場で、私はアサギマダラに『SRS11457』と記載して放蝶しました。
 それから44日後の10月15日に、愛知県名古屋市天白町の大字平針字黒石にある荒池西側畑地でフジバカマに花に吸蜜中のその蝶を、塚本義人さんが再捕獲されました。塚本さんはその蝶に、『なごてん あべ-46』と追記をして放蝶されました。
 ここまでの移動距離は401km。移動方向は南西でした。
 この出来事は、2005年にグランデコを発ったアサギマダラのうち、愛知県まで飛んで再捕獲されたもののうちの第56番目の例となりました(1.知多半島の南知多町。2. 渥美半島の田原町蔵王山。3.豊田市炮烙山。4.三ヶ根山。5.名古屋市大高緑地公園。6,7. 美浜町の冨具神社。8.南知多町の旧内海フォレストパーク[以下内海FPと記載]。9.三ヶ根山。10.蔵王山。11,12.三ヶ根山。13.冨具神社。14,15,16,17,18.三ヶ根山。19.蔵王山。20.扇子山。21.衣笠山。22.内海FP。23,24,25.三ヶ根山。26.名古屋市。27.内海FP。28.幸田町。29.三ヶ根山。30.豊橋市大岩町。31,32,33.三ヶ根山。34.衣笠山。35.三ヶ根山。36,37.冨具神社。38.三ヶ根山。39.冨具神社。40.三ヶ根山。41.豊橋市多米峠。42,43.扇子山。44,45,46.三ヶ根山。47,48,49.蔵王山。50,51,52.三ヶ根山。53.幸田町。54.蔵王山。55.内海FP。56.名古屋市天白町)。グランデコから名古屋市への移動は2例目となりました。1例目は、同じ塚本さんによる天白町での再捕獲でした。
 本例では標識時と、再捕獲時の画像をもとに、翅の鮮度の比較ができました。44日間、401kmの移動の前後で、翅の表面の鮮度が1ランク程度劣化したことが分かりました。
 以下は、阿部龍雄さんのメールからの引用です:
『記 前回報告した、10月9日 針名神社の<817 SRS 6147>と同じSRSです。
 さらに捕獲者も同じ塚本義人先生で、生徒さん(平針小)と一緒にマーキング中の再捕獲です。生徒さんたちもびっくりしていました』。
 荒池から三ヶ根山までは南々東方向に35km、荒池から扇子山までは南々東方向に33km、荒池から冨具神社では南南西方向に41km、荒池から旧内海フォレストパークまでは南南西方向に44km、三ヶ根山から旧内海フォレストパークまでは西南西方向に
27kmという位置関係です。
 基本的には、1)荒池、2)三ヶ根山(〜扇子山)、3)内海(〜冨具神社)という3箇所を頂点とする三角領域(トライアングル)で何が起きたかを想定すると、ものごとがとらえやすくなります。
 この荒池周辺のアサギマダラはいったいどこからやってくるのでしょうか。今年の名古屋市関連のデータを調べて見ると、少し見えてくるものがあります。
 名古屋市へのアサギマダラは10月初めから本格的になるようです。阿部さんの情報を得て書かれた11月1日の中日新聞の記事「チョウ距離飛行お疲れ 福島や群馬→天白へ4匹 アサギマダラ捕獲」によれば(ここにはSRS6147の写真も掲載されています)、荒池緑地では、標識蝶を4頭再捕獲し、190頭の無マーク蝶に標識をしたことが
書かれています。以下、名古屋市=N市と略します。
●8/17 グランデコ 栗田昌裕 SRS6147 。
 →10/2N市天白区荒池緑地。塚本義人。なごてんツ-1。
●9/1,9/2 グランデコ 栗田昌裕 SRS10969。
 →10/2N市緑区大高緑地公園。三浦惠二。オータカ ミウラ。
●9/1 グランデコ 栗田昌裕 SRS11457。
 →10/15N市天白区荒池緑地。塚本義人。なごてん あべ-46。
●9/18 長野県上村しらびそ高原。桜井正人。サクラ カミ1303。 
 →10/14N市名東区にじが丘。大久保範夫。撮影後放蝶。
●9/18 群馬県赤城村赤城自然園。AP969。
 →10/16N市天白区荒池緑地。阿部龍雄。なごてん あべ-52。
●9/26 「愛 名古屋 9月26日 Eiko」。
 →10/15南知多町旧内海FP。犬嶋満。
●9/28 群馬県赤城村赤城自然園。栗田昌裕。AP3148。
 →10/15 N市名古屋市天白区平針南。佐藤洋子。YS36。
●10/3 N市東山植物園。近藤・石原。イシハラ ナゴヤ。
→10/11 大阪府高槻市芥川流域。桝田初美。
●10/5 「10.5 HT1 NGO」。
 →10/6N市天白区相生山緑地。近藤記巳子。KOK-1。
●10/8 岡崎市扇子山。伊豫田壽男。イヨ401。
 →10/15N市天白区荒池緑池。中島巳治男。なごてん あべ-53。
●10/15N市天白区荒池緑池。中島巳治男。なごてん アラナカ46。
→10/28 常滑市高砂山。桑山一七。
●10/15 N市東山植物園。水島伊都子。ITSU ナゴヤ。
→10/25 三重県熊野市札立峠。杉下賢史。KS1006。
●10/20N市天白区荒池緑池。中島巳治男。なごてん アラナカ58。
→10/27 幡豆町三ヶ根山。宇野弘子。撮影。
●10/21N市天白区荒池緑池。中島巳治男。なごてん アラナカ72。
→10/26 幡豆町三ヶ根山。宇野弘子。ハズ うの。
以上(不明なものもありますが)で、興味深く注目すべき点は、
『福島県(3例)、群馬県(2例)から飛来するものがあること(4例は私の標識個体)、
三ヶ根山へ行くものがあること(2例)、 扇子山から来たものがあること(1例)、
 知多半島に行くものがあること(2例?)、
いきなり大阪に行ってしまうものがあること(1例)』といったことです。
名古屋の市街地の間の緑地を舞台に、いろいろな往来が起きているらしいことが推測されます。私の提唱する『(アサギマダラの移動に関する)群雲モデル』では、『直径20kmくらいの範囲(局所雲)ではかなり自由な往来をしながら、局所雲同士のコンタクトも起こしつつ次第に局所集団(局所雲)がなす全体(大局雲)が南下していく』と考えています。そのような局所雲が点在する名古屋の緑地を覆うのではないでしょうか。
 福島県で8月の異なる日に標識をしても、移動先の愛知県ではほぼ同時多発的に出現します。福島県に滞在した後、8月下旬〜9月上旬に、何らかの契機を引き金として『ほぼシンクロして』、南下の旅を始めるようです。
 それから約30〜40日経つと愛知県に多数の個体が出現します。
 本例は、9/1というアサギマダラのシーズンの後期にグランデコで標識されました。この直後に、グランデコからの移動を開始し、10月15日までに名古屋市に来たものと推測されます。
 『アサギマダラは集団の時空配置で群雲的な移動の流れが読めてくる』」。
     (栗田昌裕。SRS提唱者。060124記載)。


第2249(栗田)■グランデコから静岡県三島市までアサギマダラが308km移動した(SRS6402 05.8/17) <静岡県第2例>
「2005年8月17日に、福島県北塩原村のグランデコスキー場で私が標識をしたアサギマダラが、68日後に、静岡県三島市で再捕獲されました。
 以下、詳細を記載します。
 05年の8月17日に、群馬県耶麻郡北塩原村のグランデコリゾート内のスキー場で、私がアサギマダラに『SRS6402』とマーキング(標識)をして放蝶しました。
 その68日後の05年10月24日に、静岡県三島市東大場で平井尊子・悠人さんが、フジバカマの花に訪れたこの蝶を再捕獲されました。その情報はアサギ・メーリングリストを経由して私に届きました。
 移動距離は約308km。移動方向は南西です。
 本例は、2005年にグランデコから静岡県まで移動して確認された第2例目となりました。
 地図で確認すると、三島市東大場は、伊豆半島の根本に当たり、新幹線三島駅から約4km南東方向にあります。三島市の中ではありますが、若干、市街地からは外れて、緑が多いところなのでしょうか。『フジバカマがあれば、アサギマダラが来る』という事実はともかくもすごいことだと思います。
 静岡県第一例は菊川市での再捕獲でした。並べて見ると:
●8/21 SRS8293 → 10/12 静岡県菊川氏牛渕  近江吉彦
●8/17 SRS6402 → 10/24 静岡県三島市東大場 平井尊子・悠人
 これら2個体は、アサギマダラの南下移動に関する、「太平洋海岸沿いの経路」(そういうものがあるとすればですが)に関わる例かもしれない、とも思われます。
 10月中旬〜下旬には、グランデコ発のたくさんの個体が愛知県で再捕獲されている時期です。その時期に静岡県にいることは、もしかしたらそれ以外の可能性をも意味しているかもしれません。
 『愛知県から静岡県に戻る』and/or『静岡県から通常の南下とは異なる移動をする(たとえば、南西諸島ではない方向に飛ぶ、など)」、あるいは、「このまま本州に居残る」という可能性も否定できません。
 グランデコ発で静岡県で再捕獲される例がもう少し増えると、
流れが見えてくる可能性もあります。
 グランデコを8/17に出た個体の運命は以下の通りです:
●8/17 SRS 6045→10/8 愛知県岡崎市 伊豫田壽男
●8/17 SRS 6147→10/9 愛知県名古屋市 塚本義人
●8/17 SRS 6421→10/17 愛知県田原市 斉藤幹弥
●8/17 SRS 6402 → 10/24 静岡県三島市 平井尊子・悠人←本例
●8/17 SRS 6203→10/30 高知県足摺岬 藤井 恒
●8/17 SRS 6185 →11/3 宮崎県宮崎市 加藤多鶴子
 これらを見ると、他の個体は大体が一般的に理解されているような南西方向への流れ(愛知県、高知県、宮崎県)に従っているように見えますが、本例だけは少し外れた挙動をしているようにも見えます。
 『アサギマダラはすごい&おもしろい!!
アサギマダラには謎がある』」。
       (栗田昌裕。SRS提唱者。060124記載)。


第2250話 ■中学時代の日記
「1962年の日記帳が正月前に見つかった。中学1年の時に書いた1年日記だった。誤字だらけで、食べ物の話が多い。朝食にパンを八枚食べたとか、夕食で六杯お代わりしたとか・・・、そんなに食欲旺盛だったのかと懐かしい。筑豊炭田の閉山時期と重なり、転校したことや、学校が家事になったことや、結構、波乱に富む一年間だった。電報が電話代わりだった頃へタイムスリップさせたくれた自分の日記との出会いに何かを感じる(No.284)」。
    (赤○敏○。SRSインストラクター。060121受け取り)


<特別指導会[定例会]の内容がDVD化されました→問い合わせは03-3821-3197へ
 今回は、第36回「柔軟法」の内容のメッセージを紹介します:

■ 第36回 「柔軟法(固定観念脱出法)」 98年6月17日
 私たちの意識は表面的なレベルでも、潜在的なレベルでも、何層もの固定観念の殻を作りながら、自分を縛りつける性質を持っている。その根源は、自己の防衛本能と、安泰を願い求める心理と、活力不足の心身の状態に由来する。その結果として、さまざまな感動、気付き、発見のチャンスを逃し、行動の展開を阻む仕組みを無意識に作り上げている。多くの実例を通して、私たちがどのような固定観念にどのように縛られているかを解説しながら、より柔軟な発想力と、より柔軟な感受性と、より柔軟な行動力を得る技術を探るのが柔軟法である。
 たくさんの「目からうろこ体験」と、たくさんの「から破り体験」を求めたい。
一つ前のいい話に戻る
次のいい話に進む
タイトル一覧表へ
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る