第52回定例会「体験・情報増幅法(増幅法)」

(収録時間 約2時間56分)
1999年10月20日

 本講習では増幅力を高める指導をする。増幅力とは何か。以下の例からその本質を推測してほしい。皆さんが若干でも増幅力を持っていれば講習の概略も見えてくるかもしれない。
 @遠くに鳥が飛んでいるのを見たとしよう。遠目では「鳥」としか分からないが、百倍にズームアップできる双眼鏡やビデオカメラで眺めれば大量の情報を得ることができる。これは「感覚の増幅力」があれば、得る情報が格段に増えることを示唆している。
 A「わらしべ長者」の物語を知っているだろうか。手持ちの「わら」を出会いの中で次々と交換して長者になった人物の話だ。「出会いの増幅力」を活かすとこういうことが起きる。
 B「一を聞いて十を知る」という言葉がある。一の情報を十倍に増幅する「知性の増幅力」を示す言葉だ。知性の増幅力には想像力、推理力の使い方が深く関わってくる。
 C一度の失敗を最大限に活かす人がいる一方、同じ失敗を何度も繰り返す人がいる。これは「体験の増幅力」の違いだ。体験の増幅力には体験ファイルの作り方と記憶力が深く関わる。
 D世の中には希望や勇気や喜びや幸福感や満足感を増幅して生きている人と、不快感や悲しみや怒りや苦痛を増幅して生きている人とがいる。前者を「正の増幅者」、後者を「負の増幅者」と言う。負の増幅者はストレスや身体不調をも増幅する。皆さんはどちらか。
 E「一を体験して、十倍の価値を引き出す人」と、「十を体験して一しか理解できない人」との間には百倍の差がある。これが「増幅力」の差である。増幅力の差は理解力の差を生み、学習能力の差になり、行動力の差につながり、人生の差を造りだして行く。
 増幅には「何のために増幅するか」(目的)、「何を増幅するか」(対象)、「どう増幅するか」(方法)、「どこで増幅するか」(場)の大きな三側面があり、それぞれを的確にとらえ、適切に訓練することで人生の可能性が膨らんでいく。そのために必要な考え方と詳細な技術とを紹介する。的確で迅速な増幅力をマスターして、人生の過去・現在・未来をもっと増幅しよう。
−基本概念より−



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