第157回定例会「仏像法(仏像活用能力開発法)」

(収録時間 約2時間54分)
【2008年7月4日】 「仏像法(仏像活用能力開発法)」

 仏像は日本人の文化遺産でもあり、精神遺産でもある。多様な仏像の姿やメッセージには、人類数千年に亘る広く高くかつ深い精神の営みが投影されている。それらが暗示する世界は、仏教と言う一つの宗教の枠や、インドや中国やチベットといった特定の文化圏に限定されたものではない。東南アジアをそのごく一部として含むより広大な精神圏での多様な出来事が投影されている。したがって仏像になじむことによって、精神世界の根底をとらえ、理解し、制御し、活用する智慧が得られる可能性がある。仏像をよく鑑賞し、よく眺め、よく観察し、よく考え、深くとらえることを通して、私たちの祖先が数千年にわたって、どのような精神の営みをして来たかということの本質に触れるチャンスを得ることができる(たとえば、多様な仏像群はその集合全体が人類の精神圏の一種の見取り図を与えてくれる。また、そこには潜在意識の重要な側面である「祈る」「願う」という働きを高め、人生を豊かに幸福に充実したものとして生きていく秘訣も暗示されている)。今回の講習では、仏像に関する知識と仏像鑑賞を能力開発にどのように活かすかに関する具体的なアイデアを紹介する。
 <補足> 日本の歴史の中で民衆に深く広く浸透し、おびただしい数の文化遺産を残し、日本人の精神圏の中で躍動的な働きを生み出して来た仏像・菩薩像・諸天像・守護神像・その他に関して、体系的な知識を与え、能力開発上でそれらがどのような意義を持っているかも解説し、それがどのように能力開発に活用できるかについて紹介する。





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