■ SRSメールマガジン第25号

   
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2003.3.20
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 ◇エス アール エス研究所メールマガジン◇
          第25号 

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☆ 目次
[エス アール エス ホットニュース]
   ●第32期記憶法終了。(感想6件)
[最新版3D写真(添付書類)](パラレル法で立体的に見えます。)
   ●霜柱(しもばしら)/上毛高原
[全人会ニュースより]
   ●「速読法【9】 本は家、頁は部屋と見て速読する」
                    (全人会ニュース402号より)
[季節だより]
   ●湯島天神の梅の花は3月上旬まで楽しめる
[栗田先生近況]
   ●SRS速読法の成果に関して、学会賞を受賞
   ● CS日テレ「CS日本・生きる歳時記 100人」に出演・放映。
[出版案内]
   ●「心身の科学40号」(SRS研究所)の完成。等。
[講座案内]
   ●「定例会」、「眼力法」、「健康法」。
   ●「肩の会」の年間計画。
   ● 速読法、記憶法の新日程。
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[エス アール エス ホットニュース]
●第32期記憶法終了。(感想6件)
 3月13日、第32期記憶法Aクラスが終了しました。
 今回は最終日に書かれた総合感想の一部を紹介しましょう。
 なお、次回の記憶法Aクラスは、5月15日からの日程が組まれており、受講申し込みの受付が始まっています。

■記憶法・例1 MI(男性16歳)
【総合感想】記憶とは、外から取り入れるものだけでなく、これまでの人生の体験を想起し、自分なりに情報をそれらと関連づけることだと思いました。記憶法も速読法も楽しいものであるので、日常生活の中で常に自分を高める努力を怠らないよう心がけたいです。

■記憶法・例2 MS(女性17歳)
【総合感想】この数日で自分の潜在能力はかなり動き出した気がする。又、覚えたことをすぐ活用できるし、それで成功するため、やっていてはりあいがあった。今まで考えたことものなかった世界観が広がり、とても楽しかった。

■記憶法・例3 YT(男性28歳)
【総合感想】記憶の中には多くの楽しみがある。もっと自分の記憶を大事に育んでいきたい。

■記憶法・例4 HO(男性38歳)
【総合感想】5回を完走した。学生の頃、新しいことを覚えるとき、すでに定着していた記憶に結びつけて覚えるという試みは行ったが、これほど体系だって強力に押しすすめいくのは感心しちょっと圧倒された。5回の講義をふりかえって、よくよくかみしめようと思う。栗田先生ありがとうございました。

■記憶法・例5 HS(男性44歳)
【総合感想】これはどしどし使っていかなきゃいけない!ありがとうございました。

■記憶法・例6 CI(女性51歳)
【総合感想】ここで学んだことは、あまりに膨大で、奥が深く、すぐに消化できるものではないが、うかがっていて、「なるほど」と目からウロコというお話がたくさんあった。これから少しずつ自分の工夫で実践していきたい。

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[最新版3D写真(添付書類)]
●霜柱(しもばしら)/上毛高原/パラレル法
[解説]小学生の頃、冬の朝になると、学校のグラウンドの周辺をたくさんの霜柱の層が覆っていた。特に赤土で覆われた場所にはよく発達していた。
 それを踏みつけながら遊ぶことには、一種の心地よさがあった。
 通学路の路傍にもあちこちに霜柱が出来ていて、わざわざその上を歩いてザクザクと小気味よい音を立てながら通うことも楽しみの一つだった。
 しかし、大人になって東京に住むようになってから、そんな体験をすっかり忘れていた。
 2003年になって上毛高原の一角で、繰り返し霜柱に遭遇した。
 写真は3月13日に撮影したもの。土壌は赤土である。一般に、関東の赤土は霜柱ができやすいとのことだ。
 改めて新鮮な目で眺めて見ると、細い氷の柱がびっしりと並んで土や小石を持ち上げながら成長する様子には、なつかしさだけでなく、美しさや不思議さを感じる。
 水が凍って結晶を作るときには、不純物を外に押し出しながら六角柱となって成長していく。理屈ではそれが分かっていても、土の中にこんなにもたくさんの水が蓄積されていることが目で見えることにまず驚きを感ずる。その水が明け方のわずかな時間に結晶形成に次々と参加することを通じてつながり、こんなに見事な氷の柱の群れとなって現れることにはもっと驚く。
 そうか、植物が一見水があるのかないのか分からないような土中から、水を吸い上げて成長するときにも、類似の現象を活用して「水の柱」を作り出しているのか。そんな新たな理解が生じて納得ができた。
 パラレル法で立体視ができるのでやってみよう。
                        撮影・解説:栗田昌裕
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[全人会ニュースより]
●「速読法【9】 本は家、頁は部屋と見て速読する」
 速読法は、「読書を加速する技術」であると理解している人が多いかもしれない。
 実は速読法の特徴は、加速することにも特徴はあるが、むしろ、情報をどのようにとらえるかというとらえ方に最大の特徴がある。
 従来の読書は、黙読をすることを通じて、「しゃべる・聞く」という作業を行う聴覚領域に情報を記憶して残すものである。ところが速読は「見てそのまま分かる」という純粋に視覚領域だけを用いて読書をし記憶をする技術である。
 視覚記憶は実は空間認知領域の一部をなしている。というのは、見える風景にはいつも背景となる空間があるので、視覚記憶は常に空間記憶を構成するのだ。
 そこで、速読をすると、見た内容が本のどのあたりに書いてあったかという「空間記憶」として残ることになる。
 これは極めて重要な特徴である。これがあるために、速読をした内容は、順番に思い出せることになり、内容の論理構造もそのまま自然にとらえられ、また再現もできることになるのだ。
 具体的には、速読をすると本の何頁目の左側のページの上から何行目には何がどんな風に書いてあったかがそのまま残ることになるのだ。
 このような空間記憶があるために、何十頁もの速読を短時間で行っても、頁毎の関係が大きな展望の中で思い出せることになる。
 したがって、1分間の速読をすると、対象の大局と構造を一気にとらえることができる。
 そして、個々の細部の内容はその大局と構造の中に配置されて自然に残ることになる。
 ということは、ページ毎の内容の相互関係もそのままつかめるということだ。
 従来の読書をしている人がこのような状態を実現しようとすると、多大な時間がかかる。なぜならば、局所を確認しながら、時間をかけて積み上げないと全体像が構築できないからだ。
 従来の読書は、たくさんの山を下から頂上まで時間をかけて繰り返してからやっと複雑な山脈の全体像を得る方式に似ている。
 速読法は最初からヘリコプターで飛び回って山脈の全体像を得る作業に他ならない。
 読者はまだ速読はできないにしても、平素の学習を通じて、習得すべき参考書やテキストの「大局と構造」をとらえることを、今すぐに始めた方がよい。さもないと、覚えたものがすべて見通しの悪い内面の家の中にたくわえられ、混乱が生じ、時間のロスとエネルギーのロスに悩まされて終わってしまうからだ。
 そこで、速読ではなくとも、「一冊の参考書全体が家であり、各頁が部屋である」という想定をしながら本を読むといい。参考書を一頁読んだら、その一頁の部屋のどこに何が書いてあったを、空間のセンスで思い出してみよう。
 このようなことを繰り返すことで、方向感覚や空間認知力が読書に連動して働くようになり、知識に「時物空」が伴うようになる。
 これは学習を加速することにつながる。
               (全人会ニュース402号より)

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●[季節だより] 湯島天神の梅の花は3月上旬まで楽しめる
 2003年3月4日、湯島天神を訪れる機会があった。
 梅の花は1月から楽しむことができるが、熱海での梅林は3月始めには花盛りを過ぎていたことを前号で述べた。
 湯島天神の境内には丈は低いが見事な枝ぶりの梅の樹林がたくさん育っている。それぞれが花盛りであり、梅見の人出でにぎわっていた。
 しかし、満開はやや過ぎた状態に見えた。
 湯島天神は菅原道真(845-903)を祀っていることで有名である。
 道真は5歳にして和歌を詠じ、11歳で漢詩を作り、33歳で文章博士になり、55歳で右大臣、57歳で従二位になった。
 その事歴から、特に学問・文章に関して神格化されている。だからこそ、たくさんの受験生が合格祈願のために絵馬を奉納に来るのである。
 しかし、湯島のこの神社は九州の太宰府天満宮のように、最初から道真を祀って建立されたものではない。
 湯島天神は(正式には湯島天満宮と呼ぶべきである)は雄略天皇の勅命により、御宇2年(458)1月に創建されたという。本来は天之手力雄命天之手力雄命(あめのたぢからをのみこと)を祀っていた。
 その後、正平10年(1355)の2月になって、郷民が菅公(菅原道真)の偉徳を慕って、文道の大祖と崇め、本社に勧請して併せて祀ることになったのだという。
 文明3年(1478)10月に、太田道灌がこれを再建した。
 天正18年(1595)、徳川家康公が江戸城に入った後は、特にここを厚く崇敬し、翌19年11月、豊島郡湯島郷の内五石の朱印地を寄進して祭祀の料にあてて、泰平永き世が続き、文教大いに賑わうようにと菅公の遺風を仰ぎ奉ったという。
 現在は、梅見と受験祈願でにぎわっているが、その歴史を知ると、江戸の歴史の一端が彷彿と湧き上がって見えてくる。
 菅原道真は梅の花をことさらに好んだ。そのために、太宰府天満宮にも、京都の北野天満宮にも境内にはたくさんの梅の樹が植えられて、春のひとときを楽しませてくれる。
 梅にちなんだ和歌では、5歳のときの作品として、
うつくしや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある
が知られており、太宰府に流されるときに自宅の紅梅殿で詠んだとされる
東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ
はさらに有名である。
 特定の歴史的人物が神格化され、それが特定の植物と関連づけられて、庶民に親しまれる文化を形成して来たことは世界的にも珍しいことではないかと思う。
 遠い歴史と庶民文化を想いながら季節の味わいを深めたい。

※みなさまからも[季節だより]の原稿を募集いたします。
 日本は南北に長い国です。自然は、同時期に各地方でさまざまな表情を見せてくれます。このマガジン上に、たくさんの地方からの「同時期自然レポート」を載せていきたいと思います。下の要領でお送りください。

1. 記録した日付、場所、送信者のお名前をお書きください。(掲載は匿名でいたします。)
2. ホームページから通常のメールアドレスを使ってお送りください。
3. メールのタイトルを「季節だより」としてください。

 なお、紙面の都合で、お寄せいただいた原稿すべてを載せることができない場合があります。また、短く編集するなど、いただいた原稿にこちらで手を加えさせていただくこともあります。どうぞご了承ください。

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[栗田先生近況]
●2003年3月15日に、SRS速読法の成果に関して、学会賞を受賞しました。
 具体的には、2002年の8月22−27日に開催された国際学会:
"Human Potential Science" International Forum --Physical and Physiological Approach--
  Tokyo, August 26, 2002.
 (第14回生命情報科学シンポジウム 千葉市 幕張新都心 OVTA)
 で報告した
  Change in the Intellectual and Physiological Function of 1550 Persons Who Learned
Kurita's Speed Reading System for Ten Days
(10日間の速読講習による1550人の心身機能の変化)
 とのタイトルにて報告した論文が、国際生命情報学会の学会賞(奨励発表賞)を受賞したものです。その論文自体は、
Journal of International Society of Life Information Sciences, vol.20(2), 2002, 662-664.
に収載されていますが、HP上では、
 「10日間の速読講習による1550人の知的能力の変化」
として、その実質的内容が紹介されています。
 なお、学会賞の推薦の理由は、以下の通りであった。
 「推薦理由:ISLISの研究目標の一つに潜在能力の開発がある。しかし、知的能力の開発にしての具体的試みと客観的評価による証明はされていない。栗田氏は、彼の持論である速読法を開発し実践しているが、今回の学会において速読法訓練により迷路問題、計算問題などの知的機能が上昇することを1550名という多数の被験者において証明した。世界的観点からも研究が独創的であることは、間違いがない。奨励発表賞に値すると考えます」。
(注:ISLISとは国際生命情報学会の略です)

●2003年3月15日に、CS日テレの番組
  「CS日本・生きる歳時記 100人」
に出演しました。これは速読法、活夢法、健康法、散歩法などに関して、45分間の連続インタビューを通して、さまざまな内容を語るものです。

○2003年3月23日(日曜日)の朝に、東海テレビの「テレビ博物館」に出演します。

○「FRAU(フラウ)」という講談社の女性誌で、視力回復先端技術の中で拙著の3D本を扱った記事が出ます。3月20日発売とのこと。

○2003年5月の全日本鍼灸学会では、鍼と温灸と振動による視力回復法の比較に関する研究報告を行うことになっています]。

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[出版案内]
◎「不動産受験新報」に連載中です。
 「不動産受験新報、5月号」、住宅新報社、2002年4月1日発行。
  「資格試験を突破する能力開発法 第15回」が掲載中。

●「心身の科学 第40巻」(SRS研究所)が出ました。
 2002年5〜6月の全人会ニュースの内容が収録されています。
 ご希望の方は、SRS研究所(電話03−3821−3197)にお問い合わせを。

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[講座案内]
●速読法    4月の初級半月集中クラスは満員です。
その次の半月集中クラスは、5月に開講されます。
        5/18、5/24、5/25、5/31、6/1の予定(変更があり得ます)。
希望者はお早めに申し込みください。

●速読法    一泊研修が、5月に開講されます。
        5/10、5/11 キャンセル待ちで受付中です。

●記憶法 5/15開講。木曜日。全五回です。

●定例会  4/24 第94回「連綿法」【連綿意識持続法】
        能力開発を遂行する上で、意識を連続的に綿密に働かせること
        は極めて重要なカギになっている。特に速読法の場合に、入力
        の「連綿」さによって、「分かる速読」ができるかできないか
        が決まってしまう。
        意識を「連綿」状態で持続させるための技術を指導する。  

      5/22 第95回「発展法」【共鳴飛躍発展法】          
        共鳴力を活用して、仕事や学習を飛躍的に発展させる方法を指導
        する。

      6/19 第96回「観光法」【高速観光学習法】          
        SRSの本質は「光を観る」技術に存在する。
        それを最大限に活用して学習効率を高める方法を指導する。

●肩の会    この会では、自分でできる心身のチェック、凝り痛みの改善法、
        健康法を指導します。相互にチェックすることも行います。
        次回は、4月10日(木曜日)の夜です。講師は栗田。
        この日は「回転健康法」を指導します。 以下、
        5月は「重力場健康法」、6月は「伸展健康法」、
        7月は「均衡健康法」、8月は「叩打健康法」、
        9月は「振動健康法」、10月は「押圧健康法」
        11月は「摩擦健康法」、12月は「まわひねりき健康法」、
        1月は「歩行健康法」、2月は「共鳴健康法」、
        3月は「思念健康法」とテーマを定めて
        年間計画に基いて教えていきます。

●健康法    金曜日午後に行われます(次回開講日未定)。
        講師は太田インストラクター。

●眼力法    4月から金曜日の夜に行われます。
        講師は古賀インストラクター。
        このクラスでは、変動磁場を用いた方法、栗田式手技を用いた
        方法、3D写真を用いた方法の3通りを併用して眼力を高めま
        す。

 ※出席ご希望の方は研究所まで早めにお電話を!

 各種講座の日程がホームページに掲載されています。
 受講お申し込み、お問い合わせはtel. 03-3821-3197までお願いいたします。

 速読検定試験は3月25日の次は7月に行われます。
 参加ご希望の方は問い合わせを。


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